国土交通省は、空港施設法施行令および施行規則の一部改正案を公示し、航空機と鳥類の衝突防止および安全施設基準の強化を進めると発表した。改正案の意見募集期間は、18日から来年1月27日までとなる。
今回の改正では、滑走路周辺の航法安全施設を破砕しやすい素材で設置することが義務付けられ、その対象区域はエンド安全区域、アプローチ面、クリアゾーンに明確に限定される。破砕しやすい素材の基準は、航空機の重量や速度、物体の構造などを考慮して国土交通大臣が告示することになっている。
鳥類との衝突防止のため、5年ごとの「鳥類衝突防止基本計画」と空港ごとの年間「鳥類衝突リスク管理計画」の策定が義務化され、空港半径13km以内のリスク評価も毎年実施することになる。関連委員会の構成も地方自治体、地上作業業者、鳥類専門家などを含める形で充実化される。
また、人員および設備の確保基準も明確化され、鳥類衝突防止の専任人員は空港ごとに最低4人以上確保する必要があり、主要な予防設備の種類も明記されることになった。改正案の全文は国土交通省ホームページで確認でき、意見提出はオンラインおよび郵送で可能である。