農村振興庁は韓国韓医学研究院と共同で、食用昆虫である花甲虫(プロタエティア・ブレビタルシス幼虫)由来の抽出物が筋肉減少の抑制に効果があることを科学的に確認しました。高齢人口の増加に伴い、サルコペニアへの関心が高まっており、アメリカは2016年、韓国は2021年にサルコペニアを病気として認定し、関連研究を進めています。
研究チームは、花甲虫の70%エタノール抽出物から異なる極性の溶媒を用いて分画物を製造し、これを筋肉細胞株(C2C12)に適用して生理活性を確認しました。その結果、ブタノール分画物が筋肉細胞の分化を促進することが観察され、この分画物の指標物質はL-トリプトファンであることが確認されました。
さらに、ブタノール分画物では骨格筋分化に関連するマーカーである「MyoD」、「Myogenin」、「HMC」の発現が顕著に現れました。この研究結果は国際学術誌Insectsに論文として掲載され、韓国韓医学研究院と共同で特許出願し、産業的利用可能性を確保しました。
農村振興庁は今後、花甲虫抽出物と免疫力向上に関連する臨床試験を進めるなど、花甲虫の利用範囲を拡大し、これを基に花甲虫の健康機能食品素材化を推進する方針です。変英雄課長は、この研究により花甲虫由来抽出物の標準化と品質管理体制を確立する科学的根拠が得られたと述べました。