カン・フンシク秘書室長は今日(15日)、首席・補佐官会議で緊急医療体制の構造的問題と重症患者の介護負担問題を指摘し、関係省庁に根本的な改善策の策定を求めました。カン秘書室長は「救急室のたらい回しでも道路上のたらい回しでも、国民の立場からは違いがない」と強調し、世界最高水準の医療体制を持つ韓国で依然として緊急患者が病院を見つけられず命を失う事態が発生していると指摘しました。
カン秘書室長は最近釜山で発生した高校生の緊急患者死亡事例に言及し、119救急隊が大学病院を含む複数の病院に搬送を要請したが、治療不可などの理由で患者を受け入れられなかった現実を指摘しました。彼は過去の「救急室のたらい回し」問題が病院到着後の問題だったのに対し、現在は病院に到着すらできない「道路上のたらい回し」に様相が変わったと指摘しました。
続いてカン秘書室長は、消防庁と保健福祉部に二元化された緊急医療管理体制、患者受け入れに伴う医療事故責任問題などについて、関係省庁と医療界が「一人でも多くの命を救うための方策は何か」という基準で実質的な改善策を策定するよう要請しました。また、カン秘書室長は重症患者と重度障害者の介護負担が家族に過度に転嫁されている現実に言及し、これによる「介護殺人」問題をこれ以上放置してはならないと述べました。
カン秘書室長は長期間家族を介護した末に極端な選択に至った複数の事例を挙げ、重症患者の介護責任を家族だけに押し付ける社会構造が悲劇的な犯罪の原因になっている点を指摘しました。また、2006年以降、介護殺人事例が持続的に増加しているというメディア調査結果に言及し、患者だけでなく家族全体の生活を破壊する負担を社会が共に分担すべきだと強調しました。これに伴い、カン秘書室長は保健福祉部、女性家族部、企画財政部など関係省庁と少子高齢化委員会など関連機関に対し、重度障害者と重症患者の介護負担を家庭と社会が共に責任を負う根本的な制度改善策を策定するよう求めました。